DIARY 2010
三浦一馬の演奏日記!
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個展にて Dec.23,2010
11月某日、以前このDIARYでご紹介した粉川江里子さんの個展にて、オープニング・ライヴとして数曲演奏をさせていただきました。非常に緻密、でも 同時に柔らかさと温かみに溢れる世界を持つ江里子先生の絵、僕はとても好きです。

絵を見ながらの演奏は、やはりその世界に引き込まれるのでしょう、コンサート•ホールで弾く感覚とは全く違い、絵のテーマとして多く取り上げられてる”木漏れ日”の中で演奏すると、僕の音からマイナスイオンが発生しそうな気さえします(笑)絵のパワーというのは凄い!

このところ、ジャンルを越えたの共演も多いですが、このような音楽以外のコラボレーションというのも楽しいです!



© M.Kubota
MUZAランチタイム&ナイトコンサート Dec.12,2010
本番直前、ステージで近藤岳さん・加藤恭子さんと記念撮影!
(撮影:荒井牧子さん)
遅くなりましたが、MUZA川崎でのランチタイム&ナイトコンサートについて!

パイプオルガンとバンドネオン、どちらも”風を使う楽器”、音も原理も似ています。そもそもバンドネオンは「携帯式のパイプオルガン」として考案された楽器、だからパイプオルガンは親のような存在ですね。しかしその使われ方と言ったら、対極に位置すると言っても過言ではありません。

でも今回のコンサートでは、バンドネオンがバッハを弾き、またパイプ・オルガンがピアソラを、という企画に挑戦、ここまで近くて遠い楽器の共演というのも珍しいのではないでしょうか!

さて、ピアソラの"バンドネオン協奏曲(コンチェルト)"。本来オーケストラとの共演ですが、これを、なんとオルガン、バンドネオン、パーカッションという極小編成で演奏します!

オーケストラを、この編成で演奏するのですから、ひとり一人の仕事量も相当なものです。オルガンの近藤岳さん、ただでさえ多い仕事に加え、肘を効果的に使ったり足でのグリッサンドがあったり!今回アシスタントとして出演されたオルガン・荒井牧子さんも途中演奏に加わります。パッカッションの加藤恭子さんはティンパニーに加えてギロ、トライアングルまで担当。

編成は小さくとも、ダイナミックに仕上がったと自負している、ピアソラのコンチェルト。重厚で、時にシャープで、またある時には優しく…。もちろんオーケストラもいいけど、こんなピアソラへのアプローチもあるのか!と気づかされました。

そしてもう一つ、ナイトコンサートで演奏したバッハのコラール。賛美歌を意味するこの曲を、パイプ・オルガンとのデュオで初披露します。これも僕にとってはとても挑戦的なものでした。

ほとんど、と言っていい程バンドネオンでは演奏されることのないバッハの作品。でも長く歌うような旋律を弾くのも得意とするバンドネオン、バッハを弾くことも、僕にはとても自然に感じます。まあ発明された理由を考えれば当然かもしれませんね。

近藤さんとの共演の話があったときは、果たしてどうなるのだろう…と正直心配しましたが、振り返ればバンドネオンの新たなる可能性を垣間見たコンサートになりました!
上り坂コンサートVol.10 前夜祭! Oct.21,2010
そして、去る10月15日は神奈川県立音楽堂へ行ってきました。「井上道義の上り坂コンサート Vol.10 前夜祭」!こちらも2007年(Vol.7)に出演して以来です。懐かしいホールが続きますね!

メンバーは、同じくVol.7に出演したアルト・サックスの矢野沙織さん、神奈川フィル・コンサートマスター石田泰尚さん、東京フィルハーモニー主席コントラバス奏者・黒木岩寿さん、編曲・ピアノとして松本あすかさん、そしてもちろん、マエストロ・井上道義氏!今回マエストロは司会進行役として出演!

ガーシュウィン"3つのプレリュード"、”ラプソディ・イン・ブルー”の全員セッションで始まり、ソロ・コーナーへ。僕はソロの一曲にネストル・マルコーニ作”Tiempo Esperado(ティエンポ・エスペラード)”を演奏、このプレイが日本初演です!(3年前にこのコンサートで弾いたマルコーニのバンドネオン協奏曲、"Tangos Concertantes"の元になっている曲。本来トリオのための曲でしたが、近年ソロ版に編曲されました)このコンサートが決まったときから”絶対、音楽堂で初演だ!”と心に決めていました(笑)

そしてその後、僕はコントラバスの黒木さんとモンティのチャールダーシュを共演、これも楽しかった!

最後はまた全員でセッション。"リベルタンゴ"、アンコールの"アイ・ガット・リズム"で盛大にフィナーレを迎えました。(これはVol.7のアンコールでもありましたね。)

この思い出のコンサートにまた出演できたこと、とても嬉しく光栄に思います。まだまだ坂は続くでしょうが、頑張らなくては!!


井上道義の上り坂コンサート Vol.10 前夜祭

【出演】
井上道義(司会)
石田泰尚(ヴァイオリン)
黒木岩寿(コントラバス)
矢野沙織(アルトサックス)
松本あすか(編曲・ピアノ)
三浦一馬(バンドネオン)
終演後、マエストロと共に! © IORI
久喜! Oct.21,2010

開場前の様子。本当に沢山の方が並んでくださったのですね!ありがとうございました!!




こんにちは!遅ればせながら久喜公演のレポートです。

久喜総合文化会館は、僕がデビューコンサートを開いた思い入れの深い会場、ちなみにこのホールの広場のモデルはバチカンのサンピエトロ広場だとか。柱がかっこいいです。

今回も沢山の方にお越しい頂きました!
その広場に開演前から長蛇の列。。と並んでいただいたそうです。皆様ありがとうございました。


第1部がBABBOとのデュオ、2部が五重奏(キンテート)という編成での演奏。ここではデビュー以来の公演ということもあり、まさにそれ以降、僕が取り組んできたものを中心にプログラミングをしました。

1.オブリヴィオン
2.名もなき英雄
3.夏がくるとき
4.ルーマニア民俗舞曲
5.ラプソディ・イン・ブルー
6.3つのプレリュード

ー 休憩 ー

7.グリス・デ・アウセンシア
8.さよならのワイン
9.デカリシモ
10.ブエノス・アイレスの冬

ー アンコール ー

11.ミケランジェロ 70
12.リベルタンゴ

こう見ると、数年ですが色々なことをやってきたなと実感します。イタリアで取り組んだ曲やアルゼンチンでレッスンを受けた曲…。演奏中も、そんなことを思い出していました。

実は2部のキンテート、このメンバーで演奏するのは初めてだったのですが、本番では勢いのあるセッションをしてくださいました!またこのメンバーで何か出来たらいいですね!


三浦一馬 バンドネオンリサイタル
【キンテート・メンバー】

三浦一馬(バンドネオン)
真部裕(ヴァイオリン)
小林健作(ギター)
BABBO(ピアノ)
齋藤順(コントラバス)

Merci!! Sep.28,2010
ブエノス・アイレスから帰り、最初の公演となったのが、Le Quatour Voce「ヴォーチェ弦楽四重奏団」とのコンサートでした。この日は僕にとってとても挑戦的なプログラム!

まずはバッハの「オルガン協奏曲」、バンドネオンのルーツであるパイプオルガンの前でオフィシャル初披露です。

そしてVoceとはピアソラの「ファイブ・タンゴ・センセーションズ」、こちらもこの日が初演!バンドネオンと弦楽四重奏が、こんなにも溶け合い、アコースティックでも聴かせることができるとは!!

今回は新しい曲を演奏できたことは言うまでもなく、何より新しい出会いが嬉しかったですね。Voceのみんな、どうもありがとう!次はフランスで!!


中新田バッハホール
開館30周年記念プレ・イベント

三浦一馬&ヴォーチェ弦楽四重奏団


J.S.バッハ(三浦一馬 編):オルガン協奏曲 イ短調 BWV.593より第1楽章(バンドネオン独奏)

A.ピアソラ:ファイブ・タンゴ・センセーションズ(バンドネオン&弦楽四重奏)

H.デュティユー:弦楽四重奏曲「夜はかくのごとし」

M.ラヴェル:弦楽四重奏曲 へ長調


Le Quatuor Voce

Sarah Dayan(Violin)
Cécile Roubin(Violin)
Guillaume Becker(Viola)
Florian Frère(Cello)
本番中の一コマ。息の合ったアンサンブルだということがお分かり頂けるでしょうか!?(笑)  © IORI
カーテンコールの様子 © IORI
Funny shot!!! © BEP
ヴォーチェ弦楽四重奏団 Sep.25,2010
ご無沙汰しております!!

明日09月26日(
)、宮城県にてフランスより来日中のカルテット「ヴォーチェ弦楽四重奏団」とのコンサートがあります。このコンサートでは、ピアソラ作曲の”バンドネオン+弦楽四重奏”という珍しい編成の曲、”Five Tango Sensations”などを共演します。これは演奏される機会も少ないので、とても意味のある公演となるでしょう。

僕は今日これから現地入り。
お近くの方は是非お越し下さい!!

三浦一馬

※日付にミスがありました。ご指摘くださった方、どうもありがとうございました。
Un Vino Argentino!! Jul.24,2010
飲酒画像を初公開!(笑)
レッスンのあとのアルゼンチン・ワインは絶品です!!

これも大事なおべんきょう!


おまけ→
(クリックで拡大)
Buenos Aires Jul.10,2010
Hola! 更新が大変遅くなりすみません!
あれから、僕はお陰さまで無事にアルゼンチンへ到着致しました。

ブエノス・アイレス。やはり、いいですね!ここも僕にとって大切な都市(まち)のひとつだと再確認しました。

ようやく12時間の時差を克服し(そう、日本の真裏なのです!)いまはレッスンやコンサートに通いながら充実した毎日を過ごしております。

、、、と、まだまだ書きたいことは沢山あるのですが、そろそろ練習に戻らなければ。
新曲の譜読みや課題が山積みなんです!!(笑)


また近いうちにレポートします。
Hasta luego!!
Houston Jul. 04,2010
Hi,How are you doing?
ただいまヒューストンのジョージ・ブッシュ空港よりDIARYを書いております。

久しぶりにアルゼンチンへ勉強しに行くため、きのう日本を出発しました。トランジットの為ここで約7時間待機し、その後10時間をかけて更に南下します。


しっかし、何度来てもアルゼンチンは遠い…やっと、半分です(笑)
トップランナー Jun 29,2010
またまた収録に行ってきました、NHKの「トップランナー」です!

とても豪華で素敵なセットにはびっくり!お見せできないのが残念ですが、どうぞOAをお楽しみに!9月11日の放送予定です。

観覧に応募し足を運んでくださった方も、どうもありがとうございました!


NHKに来るのは「じゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリ」を見に来て以来です!…あ、「名曲リサイタル」がありましたね(笑)
収録、無事終了!! Jun 20,2010
皆様こんばんは!

日付は変わりましたが本日19日、「ゲゲゲの女房」でお馴染み、松下奈緒さんと収録をしてきました!野鳥さえずる古都・京都の能舞台にて、松下さん作曲の素敵な新曲を演奏。心配だった天気にも運良く恵まれ、楽しい雰囲気の中での撮影となりました。今日の演奏は下記の番組で放送されます。

心の都へ-スペシャル-美しき古都…千年の旅人
日本テレビ/2010年7月11日16:30~17:25

この日はサッカーW杯の決勝戦、そして参院選投票日ですが、みなさまどうぞご覧ください!!(お忙しい方は録画を…!)


松下さん、スタッフの方々とも話していたのですが、僕らが演奏すると鳥たちが啼きだし、そして風までもが吹きはじめる。京都という都の力なのか、それとも…。面白いですね!!



→ これ、僕が松下さんの肩に手をまわしている訳ではありません。ほら、ちゃんと腕2本あるでしょう?(笑)


 ポートレイト Jun 15,2010

リハーサルのためホール玄関を開けた瞬間、この絵が目に飛び込んできました。凄いサプライズ!!CDジャケットをモチーフに描かれた僕のポートレイト・・・

コカワホールは僕の原点ともいえる場所。バンドネオンをはじめた10歳のとき、初めてコンサートをしたホールです。あれから10年、先日20歳になり、その最初の記念すべきコンサートをこのホールで出来たことをとても幸せに思います。

とにかく、バンドネオンが大好きでだいすきで、いつも触れていたかったあの頃のことを思い出し、またこの間、多くの方に支えて頂いたり、幸せな出会いがあったのだな・・とつくづく感じた一日でもありました。
ステンドグラスがある素敵なホール。バンドネオンの音がしっくり似合います。アットホームな雰囲気でコンサートをすることができました。

小学生の頃、僕はここの庭で柿の木に登ったり、別棟アトリエで、よく油絵も描いていました。

ポートレイトを描いてくれたのは、その油絵の先生、
粉川江里子さん。江里子先生の個展が丁度今日から開かれています。是非、お出かけになってみて下さい!!

粉川江里子展 はなとねこといぬと

The Artcomplex center of Tokyo ACT4
2010.6/15-20 11:00-20:00(最終日18:00)
新宿区大京町12-9 TEL-03-3341-3253
www.gallerycomplex.com/

バンドネオン・レクチャー at 東翔高校 Jun 01,2010
5日28日、佐世保公演のアウトリーチ活動として、長崎県立佐世保東翔高等学校にお邪魔し、バンドネオンについてのレクチャー&ミニコンサートをして来ました。”バンドネオンって何だろう”というところからはじまり、簡単な歴史や構造、僕自身の少年時代のことなど、スライドを交えながらのレクチャー。(写真)

印象的だったのは、生徒のみなさんが初めて見るバンドネオンというものに、とても興味を持って聞いてくれたこと。「バンドネオンって重いんですか?」「どのくらい伸びますか?」などの質問もしてくれました。

そして何より感激したのは、その翌日、その生徒さん達が演奏会に足を運んでくれたこと!教室も良いけれど、やはりこうしてホールで聴いてもらえるのは嬉しいですね!!

長崎県立佐世保東翔高等学校のブログ
http://tousho.blog17.fc2.com/blog-entry-76.html


音響家が選ぶ優良ホール May 18,2010
去る5月14日、八尾市文化会館プリズムホールがシリーズ公演として行っている「八尾シティコンサート」に出演してきました。

今回もピアソラを中心に、僕が近年取り組んでいる、ジャンルを越えたレパートリーを聴いていただき、盛り沢山な公演になったのではないかと思います。

このホール、本番中にも響きがいいなあと思っていましたが、調べて納得、「音響家が選ぶ優良ホール100選」というものに選ばれているらしい!

こんな制度があるなんて知らなかった、、、



→ この写真は、休憩中に第2部の楽譜を整理しているところ
フィリアホール Apr.08,2010
ランチタイムコンサートの後のランチ!!


久しぶりのご飯ショットです!!

めぐろパーシモンホールでの Apr.08,2010
ゲネプロとよばれる本番前のリハーサル風景。

実はこれ、とても大切な作業で、いつも実際のコンサート以上に時間をかけて行います。

ホールの響きによってピアノの位置を数センチ単位で動かしたりピアノの蓋をどの程度開けるかなどを念入りに調整。この日は結局全開に決定!

同時に、出入りやトークのタイミング、照明についてもこの時間に打ち合わせしています。


本番前って結構忙しいんです!(笑)
 
帰国・大阪中央公会堂 Mar.08,2010
すっかりご無沙汰してしまいました、、、お元気ですか?僕はお陰様で、無事イタリアより帰国いたしました!

今回の滞在は僕にとってほとんど初めての一人暮らし、生活しながら勉強する大変さというものを痛感しました。何と時間が足りないことか…。料理、洗濯、水・食料の買い出し(リフトなしの5階まで)、、、。

便利な日本から考えると、なかなか事が上手く運ばずイライラすることもありましたが、近所の劇場で毎晩のように開かれる”超・上質”なリサイタルや、名画がずらりと並んだミュージアム、また、友人や恩師との十数年ぶりの再会から日課だった散歩(そしてそのとき偶然見つけたもの)に至るまで、あらゆる出来事が僕の栄養になってくれた気がします。

イタリアでは、自分でもビックリするくほど料理のレパートリーが増えましたが(笑)もちろん、本業のレパートリーもしっかり仕込んで来ました!

帰国後の初公演となったのは、まるでイタリアの宮殿を思わせる荘厳な建造物、大阪中央公会堂での「朝の光クラシック」。

その名の通り、朝のコンサートだというのに超満員!イタリアでアレンジしたレパートリーも初披露しました。

こうして日本お客様の前で演奏するのは久しぶりですが、温かい拍手と素晴らしい会場に幸せを感じました。

また20日には、東京・めぐろパーシモンホールにてリサイタルがあります。(この公演でも初披露予定の曲があります!)

また皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

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